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間接照明の選び方を場所や目的別に解説!配置方法や選定時の注意点も

間接照明 選び方

「ホテルのような落ち着いた部屋にしたい」「リビングをもっとおしゃれに演出したい」

そう考えたとき、最も効果的なのが間接照明です。しかし、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて選べない」「暗すぎて失敗しないか不安」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

間接照明は、ただ置けば良いというわけではありません。光を当てる場所、色味、そして生活スタイルに合わせた種類選びが、理想の空間作りの鍵となります。

この記事では、間接照明の基本知識から、部屋別の最適な配置テクニック、失敗を防ぐ明るさのポイント、プロが教える活用術までを徹底的に解説します。

目次

間接照明の選び方のポイント

間接照明 選び方

間接照明を選ぶ際に失敗しやすいのが、「なんとなく雰囲気で選ぶ」ことです。リノベーションで後悔しないために、照明の種類・光源・色温度の3点を順番に確認しましょう。

照明の種類で選ぶ

光を当てる面と器具を隠す方法の組み合わせによって、間接照明の手法は主に3種類に分かれます。

手法照らす方向主な効果
コーブ照明天井面空間全体が明るくなり、天井を高く見せる
コーニス照明壁面(上から下)壁の質感・素材感が際立つ
バランス照明壁面(上下)視線を誘導し、空間に広がりが出る

器具を選ぶとき、明るさより先に確認すべきは次の2点です。

2つのチェックポイント
  • 配光特性:光がどの方向にどれだけ広がるかを示す特性。天井を均一に照らしたいなら広配光、壁をなめるように照らしたいなら狭配光と、目的に合わせて選ぶ
  • 取付位置:一般的に天井から器具までの距離が近いほど光のムラが出やすくなる。施工前に照射シミュレーションで確認

位置や配光が合っていない器具を設置すると、グレア(不快なまぶしさ)が発生し、間接照明ならではの安らぎが損なわれます。

現在普及しているLEDライン照明は高さ40mm以下と薄型のため、器具を隠す幕板を低く抑えられ、デザインを崩さず設置できます。

光源の種類で選ぶ

間接照明の光源は、LEDライン照明を選ぶのが近年のスタンダードです。

蛍光灯はランプとランプの継ぎ目に暗がりができやすく、均一な光のラインを作るのが難点でした。LEDはその問題を解消し、途切れのない光のラインを実現できます。

天井の懐が浅い梁下など、スペースに制約がある場所には、埋込み深さ100mm以下の超薄型LED器具が適しています。

リノベ編集部

天井を広く照らしたい場合はレンズ付きで光を遠くへ飛ばすタイプ、壁をなめるように照らしたい場合は拡散パネル付きで光を柔らかく広げるタイプと、用途に応じて使い分けましょう。

色温度で選ぶ

リビングや寝室など、くつろぎを重視する空間の間接照明は、2700K以下の電球色を基本に選びましょう。

色温度の特徴
  • 色温度が低いほど赤みがかった温かみのある光でリラックス効果が高い
  • 4000K以上の白い光は清潔感・活動感が出るため間接照明には不向き

リノベーションで特におすすめなのが「温調機能」付きの照明です。調光に連動して色温度が下がる仕組みで、夜が深まるにつれて自然と眠りに向けた光環境が整います。

リノベ編集部

メイン照明と間接照明の色温度を揃えることも忘れずに確認しましょう。

部屋別で変わる間接照明の選び方

間接照明 選び方

部屋の用途や求める雰囲気によって、最適な間接照明の選び方は大きく変わります。目的別・部屋別のポイントを押さえることで、より効果的におしゃれな空間を演出できます。

各部屋の特性を理解し、それに合わせた間接照明を選ぶことで、それぞれの空間が持つ魅力を最大限に引き出せるでしょう。機能性とデザイン性を両立させることが、おしゃれな空間作りの鍵です。

リビングをくつろぎ空間に変える間接照明の選び方

間接照明 選び方

リビングは家族が集まり、リラックスして過ごす場所です。そのため、間接照明はくつろぎ感を高め、温かみのある雰囲気を演出できるものが適しています。

複数の間接照明を組み合わせて、空間に奥行きと立体感をもたらすのがおすすめです。フロアスタンドで天井を照らし、テーブルランプで手元を優しく照らすなど、多灯使いを意識しましょう。

例えば、ソファの周りにフロアスタンドを配置し、テレビボードの裏にはテープライトを設置することで、穏やかな光のグラデーションが生まれます。これにより、映画鑑賞や団らんの時間をより豊かに過ごせます。これは、リビングでの間接照明の多灯使いの例です。

寝室で落ち着きを演出する間接照明の選び方

寝室は心身を休ませる大切な空間です。そのため、間接照明は落ち着きと安らぎを演出し、質の高い睡眠をサポートするものが理想的です。

目に刺激が少ない、暖色系の光で調光機能付きのものが最適です。ベッドサイドに設置するテーブルランプや、ヘッドボードの裏に隠すバーライトなどが良いでしょう。

例えば、ベッドの両サイドにシンメトリーにテーブルランプを配置し、柔らかな光で空間を包み込みます。就寝前に読書をする際も、直接的な眩しさを感じずに済みます。これは、寝室での間接照明の具体的な配置例です。

ダイニングをおしゃれにする間接照明の選び方

間接照明 選び方

ダイニングは食事を楽しむだけでなく、家族や友人と語らう場所でもあります。間接照明は、料理を美味しく見せ、会話が弾むおしゃれな雰囲気を演出するのに役立ちます。

ペンダントライトと組み合わせて、テーブル周りを中心に明るさを確保しつつ、壁面には間接照明を配置するのがおすすめです。暖色系の光を選ぶと、料理がより一層魅力的に見えます。

例えば、カウンターキッチンの下や背面の棚にテープライトを仕込むことで、空間全体に上品なムードが漂います。食事がより楽しくなり、カフェのようなおしゃれな雰囲気を自宅で楽しめます。これは、ダイニングでの間接照明の活用例です。

玄関や廊下での間接照明の選び方

間接照明 選び方

玄関や廊下は、家の顔とも言える場所であり、訪問者を迎え、家族を送り出す重要な空間です。間接照明は、暖かく迎え入れる雰囲気を演出し、安全性を高める役割も果たします。

足元や壁面を照らすタイプの照明が適しています。フットライトや壁埋め込み型のバーライトなどを活用し、幻想的な空間を作り出しましょう。

例えば、玄関の壁に沿ってバーライトを設置することで、空間に奥行きが生まれ、来客に上質な印象を与えます。夜間の移動も安全になり、機能性とデザイン性を両立できます。これは、玄関・廊下での間接照明の配置例です。

おしゃれに見せる!間接照明を配置する時のコツ

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間接照明は、配置の「考え方」を押さえるだけで完成度が大きく変わります。

以下では、間接照明を使用したおしゃれ空間で特に重要な器具の隠し方と、光を受ける面の素材選びについて詳しく解説していきます。

器具の存在感を消して、光だけを感じさせる

器具を隠し、「どこから光っているかわからない」状態にするのがプロの間接照明です。

LEDライン照明は薄型なので、幕板の出寸法を高さ40mm程度まで抑えられます。器具の影(ケラレ)が出ないよう、取付角度や壁・天井との離隔距離を数ミリ単位で調整することが欠かせません。

リノベ編集部

リノベーションで新設する場合は、施工前に「器具が目に入らない位置に収まるか」を設計段階で確認しておきましょう。

照らされる壁や天井の質感を吟味

間接照明 選び方

間接照明の光を当てる面の仕上げ材によって、間接照明の印象は大きく変わります。

凹凸のあるタイルや塗り壁にコーニス照明で斜めから光を当てると、陰影がついてドラマチックな表情になります。逆に光沢のある素材は器具の映り込み(鏡面反射)が起きやすく、間接照明には不向きです。

仕上げ材を選ぶ際は、以下を目安にしてください。

仕上げ材の種類光の広がり方間接照明との相性
マット塗装・珪藻土柔らかく拡散
塗り壁・テクスチャータイル陰影が出てドラマチック
光沢タイル・鏡面パネル器具が映り込む
無塗装コンクリートザラつきが陰影を強調

素材の反射率まで意識して選ぶと、完成後のイメージに近い仕上がりになります。

間接照明を新設するリノベーションでは、同時にクロスの張り替えを行うケースがよく見られます。

照明工事で一度壁や天井を触るタイミングに合わせてクロスも更新すれば、足場や養生の費用をまとめられるうえ、仕上げ材と光の相性を最初から計算して選べます。

「照明だけ」「クロスだけ」と分けて工事するより、トータルで空間の完成度が高まりやすいため、間接照明を検討している方はクロスのリノベーションも一緒に相談してみることをおすすめします。

実際に間接照明を選ぶ際の注意点

間接照明 選び方

間接照明はデザインの完成度を大きく左右する一方、設計・素材・明るさの3つでつまずくと「なんか安っぽい」「暗くて使いにくい」という失敗につながります。

リノベーション計画の段階で押さえておくべき注意点を解説します。

光源や器具が見えない設計になっているか確認

光源が少しでも見えてしまうと、どれだけ高級な器具を使っても安っぽい仕上がりになります。「器具が見えない設計になっているか」を図面の段階で必ず確認しましょう。

幕板の高さが足りなかったり、器具の取り付け位置が手前すぎたりすると、離れた位置から光源がチラ見えしてしまいます。これを防ぐには「視線検討図(断面図)」で、どの角度から見ても器具が視界に入らないかをチェックする必要があります。

たとえばコーブ照明(天井埋め込み型)の場合、幕板の高さは最低でも100mm以上が目安です。

リノベ編集部

器具の手前端から壁までの距離が短いほど見えやすくなるため、施工会社に断面図を出してもらい、視線ラインを確認するのがおすすめです。

器具が見えるかどうかは「立ったとき・座ったとき・ソファに寝転んだとき」など、複数の視点から検討するとより確実です。

壁・天井の素材と光の相性を事前チェック

光沢のある素材に間接照明を当てると、見た目が安っぽくなるので、内装材と照明計画は必ずセットで検討しましょう。

光沢面にLEDの光を当てると、チップの粒々が壁に映り込む「ドット映え」が起きます。高級感を狙って大理石やツヤあり塗装の壁に照射しても、仕上がりが粗く見えてしまうため逆効果です。

ポイント
  • 避けるべき素材:光沢タイル、鏡面仕上げの大理石、ツヤあり塗装
  • 相性のよい素材:マット塗装、珪藻土、布クロス、吸光性の高い左官仕上げ

どうしても光沢面に照射したい場合は、器具が反射面に映り込まないよう、照射角度を浅くするか遮光加工を施した器具を選ぶと映り込みを軽減できます。

明るさのバランスで失敗回避|暗い・明るすぎを防ぐ

間接照明だけで部屋の明るさを賄おうとするのは失敗のもとです。役割を分けて照明を組み合わせるのが正解です。

間接照明で天井や壁の輝度を上げすぎると、視界全体が均一に明るくなり、かえって落ち着かない空間になります。

リノベ編集部

間接照明の役割は「雰囲気づくり」と「壁面の立体感の演出」に絞り、作業に必要な照度はダウンライトやスポットライトで補う設計にしましょう。

照明の種類主な役割照度の目安
間接照明雰囲気・壁面演出50〜100lx程度
ダウンライト全体の基本照度確保150〜300lx程度
スポットライト作業・局所照明300〜500lx程度

調光機能(ディマー)を取り付けると、シーンに合わせて明るさを細かく調整できます。リノベーション時に配線工事とセットで導入しておくと、後から調整の幅が広がります。

間接照明の選び方に関するよくある質問

間接照明 選び方

間接照明の導入を検討する際によくある疑問にお答えします。適切な知識を持つことで、後悔のない選択が可能です。

間接照明のメリット・デメリットとは?

間接照明のメリットは、空間に奥行きと広がりをもたらし、リラックスできる居心地の良い雰囲気を演出できる点です。目に優しく、壁の凹凸や素材感を強調する効果もあります。

一方、デメリットとしては、部屋全体を明るくする力が弱い場合があり、単独では十分な照度が得られない点です。設置場所によっては費用がかさむことや、メンテナンスの手間が増える可能性もあります。

間接照明がもたらす効果とメリット間接照明のデメリットで詳しく解説しています。

最適な間接照明の色の選び方とは?

最適な間接照明の色は、部屋の用途と求める雰囲気に合わせて選びます。リラックスしたい寝室やリビングでは、電球色(暖色系)がおすすめです。

集中力を高めたい作業スペースでは、温白色や昼白色が適しています。調光・調色機能付きの照明を選べば、時間帯やシーンに合わせて色や明るさを柔軟に変更でき、より快適な空間を演出できます。

間接照明の色や効果目が疲れない照明の選び方を参考にしてください。

天井照明と間接照明の組み合わせ方

天井照明と間接照明は、それぞれの特性を活かして組み合わせることで、機能的かつ雰囲気の良い空間を実現できます。天井照明で部屋全体の明るさを確保し、間接照明で空間に深みとアクセントを加えるのが基本的な考え方です。

例えば、リビングではシーリングライトでベースの明るさを確保し、フロアスタンドやテーブルランプで壁や天井を照らし、リラックスできる雰囲気を作り出します。必要に応じて調光機能も活用し、シーンに合わせて光を調整することで、単調ではない豊かな空間を演出できます。

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この記事を書いた人

リノベの教科書編集部のアバター リノベの教科書編集部 メディア責任者

「毎日帰りたくなる、ホテルのような家を。」
私たちは、間接照明にこだわったリノベーションを専門とする会社です。自社でもホテルライクなリノベーションを実際に経験し、照明計画が空間の質をどれほど左右するかを肌で知っています。天井・壁・建具への光の落とし方、光源の色温度と素材の組み合わせ——細部へのこだわりが、非日常を感じさせる上質な空間をつくります。
このメディアでは、間接照明を活かしたリノベーションの実例・ノウハウ・最新トレンドを、実務の現場から発信しています。「照明が変わると、暮らしが変わる」。その確信をもって、ホテルライクな住空間の可能性を追い続けるチームです。

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