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間接照明のバーライトとは?ライン照明・LEDテープとの違いと選び方

間接照明 ランタン

間接照明の「バーライト」「バータイプ」「棒型ライト」を探しているなら、名称だけで器具を選ばないことが重要です。

棒状の完成品を「バーライト」と呼ぶ製品もあれば、建築に組み込む直線状の器具を「ライン照明」と呼ぶメーカーもあります。LEDテープをアルミレールへ納めて、バー状に仕上げる方法もあります。

「バーライト」「ライン照明」「LEDテープ」は名称だけでは完全に区別できないため、器具の硬さ・長さ・連結方法・電源・配光・交換方法を見て選びましょう。

この記事では、検索で「間接照明 バー」「間接照明 バータイプ」「間接照明 棒」と探している方に向けて、3つの線状LED照明の違いと、リノベーションで失敗しにくい選び方を解説します。

目次

バーライト・ライン照明・LEDテープは同じ「線の光」でも構造が違う

壁に取り付けた棒状のバーライト

バーライト・ライン照明・LEDテープはいずれも細長い光をつくれますが、器具の構造や施工方法は同じではありません。

なお、「バーライト」「ラインライト」には業界全体で統一された一つの呼び方があるわけではなく、メーカーや販売店によって名称が重なることがあります。

そこでこの記事では、選び方を分かりやすくするため、次のように整理します。

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種類この記事での整理向いている使い方主な注意点
バーライト棒状の完成器具棚下、家具、壁付け、後付け照明長さ・配光・電源方式が製品ごとに異なる
ライン照明建築・造作に組み込みやすい線状照明器具コーブ、コーニス、天井・壁、長い直線取付寸法、連結、配線、交換方法の確認が必要
LEDテープ柔軟なテープ状LED家具裏、棚、曲面、DIYカット位置、電源装置、LEDの粒、固定方法を確認

棒状の器具だから間接照明になるわけでもありません。発光面を直接見せて手元を照らすバーライトは直接照明として使われます。

壁や天井へ光を向け、その反射光を利用する場合に、バーライトやライン照明を「間接照明の光源」として使うことになります。

選ぶ基準は連続性・曲げ・設置寸法・電源・交換性の5つ

3種類で迷ったら、「バーライトとライン照明のどちらが高性能か」ではなく、設置条件に合うかで選びます。

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やりたいこと候補理由
長い直線をきれいにつなげたい建築用ライン照明連結や連続光を前提にした製品を選びやすい
棚下へ完成品を取り付けたいバーライト器具・カバーが一体になった製品を選びやすい
曲面や複雑な家具形状へ沿わせたいフレキシブルライン・LEDテープ対応方向の範囲内で曲げられる製品がある
後付け・DIYで試したいプラグ式バーライト・LEDテープ住宅配線へ直結せず使える製品がある
天井や壁へ本格的に造作したい建築用ライン照明配光・連結・取付方法を含めて設計しやすい

たとえばPanasonicの建築化照明には、長さの異なる直線器具を組み合わせて使える製品があります。一方、オーデリックには直線だけでなく、曲面へ対応するフレキシブルラインもあります。

「棒だから直線」「テープだから曲げられる」と決めつけず、最小曲げ半径・曲げ方向・連結可能長さなどは採用する製品の仕様を確認してください。

ライン照明そのもののデザインや施工例については、ライン照明を使った間接照明で詳しく解説しています。

DIYやLEDテープを中心に検討している場合は、LED・テープライトを使った間接照明も参考にしてください。

ライン照明・バーライトのデメリットは「線の光」だからこそ施工ムラが目立ちやすいこと

ライン照明のデメリットは、細長い光がきれいに揃うほど、継ぎ目・光のムラ・器具のずれも目立ちやすいことです。

スポットライトのような点の光とは異なり、数mのラインが一直線に続く設計では、一部だけ暗い、光が途中で切れる、取付位置が曲がるといった差が見えやすくなります。

バー・ライン系照明で起こりやすい失敗
  • 器具の継ぎ目だけ暗く見える
  • LEDの粒が壁・床へ点々と映る
  • 光沢のある床・鏡へLEDが映り込む
  • 電源装置を隠す場所がない
  • 器具が故障しても取り外せない
  • 後付けした配線だけが目立つ

ただし、これらは「ライン照明だから必ず起こる欠点」ではありません。器具の発光方式・連結方法・納まりを適切に選べば抑えられます。

また、器具を直接見せるライン照明と、器具を隠して壁や天井を照らす間接照明では、確認すべき項目も異なります。

LEDの粒と継ぎ目は「拡散カバー必須」と決めず、器具の発光面と反射距離を確認する

LEDの粒々感を抑える方法は、LEDテープへ乳白カバーを付けることだけではありません。

現在は、器具そのものがドットの目立ちにくい連続発光面になっているライン照明もあります。また、間接照明では器具と壁・天井の距離を取ることで、反射面へ届くまでに光が混ざって粒が分かりにくくなる場合もあります。

反対に、LEDテープを反射面へ近づけすぎると、一つひとつのLEDが点状の明暗として見えることがあります。

そのため確認するのは、次の4点です。

ポイント
  • 器具自体がドットレス・連続発光なのか
  • LEDのピッチはどの程度か
  • 拡散カバーを組み合わせる製品なのか
  • 器具と壁・天井・床との距離を確保できるか

LEDテープ+アルミレール+乳白カバーは有効な選択肢ですが、すべてのライン照明へ必須というわけではありません。

オーデリックなどには、発光面そのもののドットを目立たせにくくしたライン器具もあります。器具を隠すのか、光の線を直接見せるのかによって選び分けましょう。

電源装置とコントローラーは「隠す場所」より先に交換できる場所を決める

バーライトやライン照明では、灯体だけでなく電源装置まで含めて納まりを決める必要があります。

製品には、住宅の電源へ接続する器具、コンセントへ差して使う器具、DC24Vなどの低電圧で動作し別置き電源を使用する器具などがあります。

一方で、電源ユニットを器具内部に持つライン照明もあります。したがって、「バーライトなら必ずACアダプターが必要」「100Vなら電源装置を隠さなくてよい」といった一律の判断はできません。

低電圧ライン照明などで別置きの電源装置が必要な場合は、収納内や点検可能なスペースなどへ納めます。

電源まわりで確認すること
  • 電源装置が内蔵か別置きか
  • 電源装置をどこへ設置するか
  • 故障時に壁や家具を壊さず取り出せるか
  • メーカーが指定する放熱・設置条件を満たせるか
  • 調光する場合、器具・電源・調光器が適合するか

メンテナンススペースを一律に「150mm以上」と決める必要はありません。必要な寸法は、採用する電源装置や器具のサイズ、端子・配線、取り外す方向によって異なります。

リノベーションでは、器具の品番が決まってから造作家具・幕板・点検口などの寸法を確定する方が安全です。

棚下・鏡・テレビ裏・天井では同じバーライトを使い回さない

設置場所によって必要な配光や器具仕様が違うため、「細長いLEDならどこでも同じものを使える」と考えないようにします。

棚下のバーライトは直接照明になる場合も多い

吊戸棚下に取り付けたバータイプの照明

キッチンの吊戸棚下から作業台を直接照らすバーライトは、棒型でも間接照明ではなく手元用の直接照明です。

棚下で間接光をつくりたいなら、光源を奥へ隠して壁面などへ反射させる方法があります。

この違いを理解しておくと、「間接照明用のバーを買ったのに発光部が丸見えだった」という失敗を防ぎやすくなります。

鏡裏は壁への反射と洗面用照明の役割を分ける

鏡の周囲にライン状の間接照明を設けた洗面室

鏡の裏へライン照明を入れて壁を照らす方法は、鏡を浮かせて見せたり、壁面を明るく見せたりする演出に向いています。

ただし、鏡裏から壁へ出る光だけで、メイクや髭剃りに必要な顔の照明まで十分とは限りません。

顔を確認する用途では、間接照明とは別に顔へ適切に光を届ける照明を検討してください。また、洗面室では採用する器具が設置環境に適合しているかもメーカー仕様で確認します。

コーブ・コーニス照明は長いラインの連続性を確認する

天井・壁の造作へライン照明を組み込む場合は、器具単体ではなく必要な全長と連結後の光を確認します。

たとえば3mの壁を照らすのに1m程度の器具を複数並べるなら、器具と器具の間に暗い部分ができないかが重要です。

連続光を重視した専用器具もあるため、長い直線をつくる場合は、単体価格だけではなく「必要長さを組んだ状態でどう発光するか」まで確認してください。

DIYできるのは製品が想定する範囲まで|住宅配線の変更は電気工事士へ依頼する

コンセントやUSBへ接続して使う完成品のバーライト・LEDテープであれば、製品の説明書に沿って自分で設置できるものがあります。

ただし、壁や天井の中の配線を変更したり、住宅の電線を照明器具へ直接接続したりする工事は別です。

屋内配線の変更や電線相互の接続など、資格が必要な作業は電気工事士へ依頼してください。

また、テープライト自体を切断できる製品でも、好きな場所を自由に切れるとは限りません。メーカーが指定するカット位置・最大接続長・使用する電源を守ります。

DIYを前提にLEDテープを設置したい場合は、壁や家具へLEDテープで間接照明をつくる方法で詳しく解説しています。

バーライト・ライン照明・LEDテープは7項目を比較して決める

最終的には器具名ではなく、設置する場所に必要な性能を満たしているかで選びましょう。

ポイント
  • 必要な長さをつくれるか
  • 連結したときに光が途切れないか
  • 曲面なら指定方向へ曲げられるか
  • LEDの粒・継ぎ目が見えないか
  • 電源装置・コントローラーを納められるか
  • 器具と電源装置を交換できるか
  • 調光・調色するなら周辺機器まで適合しているか

さらに、間接照明として使うなら、器具そのものより「どの壁・天井・床を照らすか」「普段の目線から発光部が見えないか」も確認します。

器具選びの順番そのものから整理したい場合は、間接照明の選び方も参考にしてください。

まとめ|間接照明のバータイプは名前ではなく器具の構造で選ぶ

「間接照明 バー」「間接照明 棒」と検索して見つかる照明は、バーライト・ライン照明・LEDテープなど複数のタイプに分かれます。

棚下へ簡単に後付けするなら完成品のバーライト、天井や壁へ長い直線をつくるなら建築用ライン照明、家具や曲面など自由な形へ納めるならLEDテープやフレキシブルラインが候補です。

ただし、名称の使われ方は製品によって異なります。

「バーかラインか」だけで選ばず、連続性・配光・曲げ・電源・LEDの粒・施工方法・交換性まで確認して選びましょう。

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この記事を書いた人

リノベの教科書編集部のアバター リノベの教科書編集部 メディア責任者

「毎日帰りたくなる、ホテルのような家を。」
私たちは、間接照明にこだわったリノベーションを専門とする会社です。自社でもホテルライクなリノベーションを実際に経験し、照明計画が空間の質をどれほど左右するかを肌で知っています。天井・壁・建具への光の落とし方、光源の色温度と素材の組み合わせ——細部へのこだわりが、非日常を感じさせる上質な空間をつくります。
このメディアでは、間接照明を活かしたリノベーションの実例・ノウハウ・最新トレンドを、実務の現場から発信しています。「照明が変わると、暮らしが変わる」。その確信をもって、ホテルライクな住空間の可能性を追い続けるチームです。

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