「間接照明の工事のタイミングはいつがいいのか」「費用はどれくらいかかるのか」
間接照明のリフォームを検討している方の中には、工事のタイミングや具体的な費用感が気になっている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、間接照明リフォームの費用相場や施工事例、メリット・デメリットをわかりやすく徹底解説します。
リフォーム時に間接照明を取り入れるベストタイミング

間接照明は、建物の構造と光を一体化させる「建築化照明」の取り入れが理想です。壁や天井など内装をリフォームするタイミングが、間接照明を導入する最適なチャンスとなります。
リフォームは「電気工事を伴う本格照明」を仕込む唯一の機会

コーブ照明などの間接照明は、建物の構造と一体化させる「建築化照明」として取り入れると、より上質な空間を演出できます。壁や天井の内装をリフォームするタイミングが、導入の絶好のチャンスです。
間接照明は「器具を隠して光だけを見せる」とうまく利用できます。リフォーム時なら、電源や配線の設置もすっきり解決でき、見た目も美しく仕上がります。
天井を折り上げて光源を隠す造作や、壁を少し前に出して作るコーニス照明などは、リフォームのときにしか美しく作れません。
リノベ編集部光を建築の一部として取り入れると、余計な視覚的ノイズを排除でき、リビングやダイニングなどの間接照明が空間全体の雰囲気をぐっと上質に変えてくれます。
フルリフォーム・部分リフォーム・後付け(工事不要)の3パターンの特徴


リフォームの規模によって、間接照明で実現できる光の質やメンテナンスのしやすさは変わります。
- フルリフォーム:調光スイッチも自由な場所に配置可能
- 部分リフォーム:コストを抑えながら、間接照明の演出を楽しめる
- 後付け(工事不要):手軽でも、配線が目立ちやすい
フルリフォームでは、天井や壁をすべて作り直せるため、理想的な明るさのバランスをゼロから設計できます。
部分リフォームでは、既存の天井に付け梁を設けたり、カーテンボックス内にLEDを仕込めば、間接照明をコストを抑えながら楽しめます。
後付け(工事不要)は、コンセント給電のスタンドやライトを家具の裏に隠す方法で、手軽に間接照明を利用可能です。
間接照明のリフォーム費用は、造作の有無や電気回路の追加数で大きく変わるため、見積もりの段階で仕様をしっかり決めておきましょう。
リフォームで実現できる間接照明の種類と費用目安


リフォームの手法によって、空間に与える視覚効果や必要な予算は大きく変わるため、目的に合わせた選択が重要です。
コーブ照明(天井凹部)


天井を二次光源として利用するコーブ照明は、視線を自然に上方へ誘導する効果があり、天井の高さを実際よりも高く感じさせられます。
天井全体を均一に発光させると、影の少ない柔らかい光が空間を包み込み、心理的な開放感を生み出します。
設計時には、数値上の照度だけでなく、天井面の明るさの印象を意識すると、リラックス効果を最大化できます。
リビングなどの広い空間で、高級感と落ち着きを両立させたい場合に、最もおすすめの間接照明手法です。
後付けでブラケット・ダウンライト・テープライトを設置する工事内容


壁面を照らすブラケットや壁際に設置したダウンライトも、間接照明として十分に活用できます。
ウォールウォッシャーダウンライトを使えば、壁一面を均一に明るく照らせるため、空間の広がりの強調が可能です。
また、テープライトは数ミリの隙間があれば設置できるため、造作棚や上がり框の下に仕込んで、光が浮いているような浮遊感の演出ができます。



壁を明るく照らすと、脳は空間を「広い」と認識し、少ない光でも効率的に開放感のある空間を引き出せるでしょう。
工事不要で導入できるプラグ式間接照明の特徴


コンセントがあれば、数千円から数万円の置き型照明を使って、空間の雰囲気を手軽に高める「足し算の照明計画」ができます。
テレビの背面に小型スタンドを置いたり、観葉植物の足元をアッパーライトで照らしたりする方法が代表的です。
安価なフロアスタンドを低い位置に点在させるだけでも、落ち着いた「低重心」の空間を簡単に作れます。
人は目線より低い位置の光によって副交感神経が優位になり、深いリラックスを感じやすくなるため、寝室などにもぴったりです。
間接照明リフォームの費用相場は、以下の通りです。
| 施工箇所 | 費用(税込) | 工期 | 施工内容 |
|---|---|---|---|
| リビング天井(コーブ) | 15万円〜30万円 | 2日〜3日 | 天井造作・LED設置 |
| 壁面(コーニス) | 10万円〜25万円 | 1日〜2日 | ふかし壁造作・照明 |
| 足元・棚下(テープ) | 5万円〜15万円 | 1日 | 配線・LED取付 |
リフォームで間接照明を導入する際の実務ポイントと注意点


失敗を防ぐためには、単なる明るさの確保ではなく、生活シーンに合わせた緻密な計画が必要です。
リフォーム後に後悔しないために知っておきたい、照明計画を後回しにするリスク


照明計画は、家具の配置や毎日の動き方を決めるタイミングで一緒に行わないと、光を思い通りの場所に集められません。
食事や読書など、シーンごとに必要な明るさと設置位置を図面で確認し、光がまぶしくならない角度の調整が成功のポイントです。
後から照明の位置を変えるには、壁や天井の工事が必要になり、追加費用がかさんでしまいます。
設計の初期段階から、「どこで何をするか」をはっきりさせた配線計画を立てましょう。
回路分けと調光スイッチの設置


シーンに合わせて明るさや光の色を変えられるように、リフォームの段階で電気回路を分けて調光器の取り付けが大切です。
日中は明るく活動的に、夕方以降は少し暗めに切り替えることで、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促し、自然な眠りをサポートできます。
「全灯」「リラックス」「映画鑑賞」など、生活のリズムに合わせて光を切り替えると、暮らしの快適さが大きく変わります。



最新のスマート照明を使えば、スマホや音声で複数回路の一括操作も可能です。
間接照明とメイン照明のバランス調整で広さを感じる快適空間を作る方法


間接照明だけでなく、手元などの必要な場所を照らす「タスク照明」を組み合わせる「タスク・アンビエント照明」を基本とします。
床を均一に明るくするのではなく、壁面を積極的に照らして影を適切に残すと、明るさ感と奥行きを両立させます。
一様な明るさは空間を平板にし、落ち着きを損なうだけでなく、壁が暗いと数値が高くても「暗い」と感じてしまいます。
- 壁面や天井を照らして空間全体の明るさ感を確保する
- 読書や調理など、作業する場所には専用のタスクライトを置く
- 多灯分散により、光の濃淡(リズム)を空間に作る
- 全ての照明に調光機能を備え、バランスを微調整できるようにする
壁面輝度を適切に制御して少ない消費電力であっても、心理的に「明るく広い」と感じる空間が実現します。
最後に|間接照明でリフォームの質を上げるために


間接照明をうまく使う最後のポイントは、「素材の選び方」と「お手入れのしやすさ」です。
光を反射させる天井や壁は、必ず「マット(ツヤ消し)」に仕上げましょう。光沢のある面だと器具が映り込んで眩しさを感じたり、高級感が損なわれたりします。
さらに、LED器具の交換や掃除がしやすいように、スリットの幅は「150mm以上」の確保がプロのルールです。
間接照明をうまく取り入れた設計を初めから取り入れれば、長く快適に使える上質な住まい作りができます。








