「どの色の光が部屋に合うのだろう」「間接照明の器具はどんな素材を選べばいいのだろう」
間接照明のリノベーションを検討している方の中には、間接照明の色味や器具の素材選びについて気になっている方も多いのではないでしょうか?この記事では、間接照明の色の費用相場や施工事例、メリット・デメリットまで、わかりやすく解説します。
間接照明の「色」には2種類ある:光の色と器具本体の色

リノベーションで間接照明を計画するときは、特に「色」に注目しましょう。ポイントは2つあり、ひとつは部屋全体の雰囲気を作る「光の色」、もうひとつは見た目のアクセントになる「照明器具の色」です。
空間の雰囲気を左右する「光の色(色温度・ケルビン)」

光の色は「色温度(単位:K/ケルビン)」で表され、数値が低いほど赤みを帯びた温かい光に、高いほど青みがかった涼しい光になります。
低い色温度は「落ち着いた雰囲気」を作り、高い色温度は「爽やかで活動的な雰囲気」を与える効果があります。
照明設計では、暗めの環境では暖色系の光が心地よく、明るい環境では寒色系の光が好まれる、という「クルイトフの法則」を意識すると効果的です。
リノベ編集部明るさ(量)だけでなく、光の色の質も空間の快適さに大きく影響します。リノベーションでは、用途に合わせた色温度の選択が成功のポイントです。
インテリアとの調和を決める「器具の色・素材」の選び方の基本


照明器具は空間のインテリアに大きく影響するため、形や素材を部屋のデザインに合わせましょう。
基本のルールとしては、サッシやほかの照明の「金属部分」の色を統一するか、ドアなどの「木部」の色味(薄茶、こげ茶など)を揃えるとまとまりが出ます。
また、和紙や乳白ガラスのシェードを選ぶと、行灯のように柔らかい光で周囲を照らす間接照明の効果も楽しめます。
素材感をうまく活用すれば、電気を消しているときでもインテリアとして空間に馴染み、上質な雰囲気を演出できます。
光の色(色温度)別の特徴と最適な使用シーン


リノベーションでよく使われる光の色について、それぞれの特徴と、どの場所に向いているかをわかりやすく解説します。
電球色(2700K〜3000K)


電球色は、夕日やキャンドルのような暖かい光でリラックス効果が高く、心を落ち着かせる効果があります。
睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を妨げないため、就寝前の寝室や、家族がくつろぐリビング、和室などに向いています。
また、料理や人の顔を美味しそうにいきいきと見せる効果もあるため、ダイニングでの使用も人気です。
リラックスを重視する空間では、色温度をおよそ2700K前後の設定が基本です。
温白色(3500K〜4000K)


温白色は、電球色の温かみと昼白色の明るさを兼ね備えた、自然でやさしい白い光です。
朝や昼の活動時から夜のくつろぎまで、どの時間帯でも違和感なく使えるため、多目的に使われるLDKでの採用が増えています。
リビングの全体照明のほか、洗面室やクローゼット、家事室など、色味を正確に確認しつつ落ち着きも欲しい場所にも最適です。
住宅での使いやすさが高く、色選びに迷ったときの「失敗しにくい光」として注目されています。
昼白色・昼光色(5000K〜6500K)


昼白色は太陽光に近い爽やかな白い光で、さらに青みがかった昼光色はクールで活動的な印象を与えます。
- 勉強や読書、テレワークのスペース
- キッチンの作業台や書斎など細かい作業が必要な場所
- 集中力を維持したい場所
色温度の高い光は覚醒を促し、集中力を高める効果があるため、明るめの照度と組み合わせて配置しましょう。
集中力を維持したい場所には、青みがかった白い光を取り入れることで、作業効率を向上させることができます。
間接照明リノベーションの費用相場は、以下の通りです。
| 施工箇所 | 費用(税込) | 工期 | 施工内容 |
|---|---|---|---|
| リビング天井(単色) | 15万円〜30万円 | 2日〜3日 | コーブ照明造作・LED配線 |
| 寝室壁面(調光調色) | 12万円〜25万円 | 1日〜2日 | 壁面コーニス造作・調色LED |
| 書斎(昼白色テープ) | 5万円〜10万円 | 1日 | 棚下LEDテープライト設置 |
RGBカラーの間接照明


青、紫、ピンク、グリーンといったRGB(多色)の間接照明は、ゲーム部屋やバーコーナーなどの趣味の空間を劇的に変化させます。
ゲーム部屋・バーコーナーに最適な間接照明の色選びと使い方


RGBの3色を組み合わせると、日常とは違うカラフルな光を作り出せ、没入感や高揚感を演出できます。
ただし、特定の色の光の下では物の色が不自然に見えるため、調理やメイクなど正確な色の確認が必要な場所とは別の回路で使いましょう。
バーカウンターの足元やシアタールームの壁面に取り入れると、自宅でもお店のような特別な雰囲気を楽しめます。



演出用の光として使う場合は、実用性より「楽しさ」の優先がポイントです。
多色間接照明をチープに見せない!配置と使い方のポイント


カラー照明が安っぽく見えてしまう主な原因は、LEDの粒(光源)が直接目に入ったり色を多用しすぎたりするケースです。
LEDのドットが見えないように、建物の構造や家具の裏側に完全に隠し、壁や天井に反射する光だけを見せる工夫が大切です。
さらに、乳白カバー付きのアルミプロファイルを使って光を拡散させ、柔らかなグラデーションを作ることで、高級感のある演出が可能になります。
- 光源を直接見せない「隠蔽配線」を徹底する
- 複数の色を同時に使わず、1〜2色に絞る
- 普段は白色、特別な時だけカラーにする運用を心がける
- マットな壁面に反射させて光の広がりを均一にする



普段は上質な白色をベースにし、シーン切り替えでカラーを楽しむ運用が、飽きをこさせない秘訣です。
2700K〜3000Kの白色LEDとRGBカラーの使い分け方


白色単色のLEDテープは、日常の「癒やし」や素材の質感を際立たせたい、高級感重視の空間に適しています。
一方、空間に「変化」や「エンターテインメント性」を加えたい場合は、多色RGBテープを選びましょう。
最近では、1台で高品位な電球色からフルカラーまで切り替えられる「カラー調光・調色型」も登場しており、両方のメリットを活かせます。
器具を選ぶ際は、使用シーンを具体的にイメージし、日常の落ち着きと非日常の楽しさのどちらに比重を置くかで決めると失敗が少なくなります。
まとめ|間接照明の色は「何のために使うか」から逆算して選ぶ


間接照明の色で後悔しないためには、まず「その場所で何をするか」を基準に設計しましょう。
リラックス空間には電球色、作業スペースには昼白色、多目的に使う場所には温白色を基本に選び、非日常を楽しみたい場所だけにRGBカラーの取り入れがおすすめです。
調光・調色機能やシーン記憶機能を活用すれば、1つの空間でも時間帯やシーンに合わせて最適な光の色を自由にコントロールできます。








