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間接照明はどこに置く?置き方・配置を解説|プロが教えるレイアウト術

間接照明 置き方

間接照明のリノベーションを検討している方の中には、器具をどこに置けばおしゃれに見えるのか、具体的な配置ルールについて気になっている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、間接照明のリノベーションの費用相場・置き方のコツ・場所別のレイアウト・よくある失敗例を徹底解説します!

目次

間接照明の置き方には「目的」がある:何を照らすかを先に決める

間接照明 置き方

間接照明を配置する際は、空間をどう見せたいかという目的に応じて、照らす面を最初に決定することが基本です。やみくもに置くのではなく、光が当たった面が強調される特性を理解しましょう。

壁を照らす(ウォールウォッシュ)・天井を照らす(コーブ)・床を照らすの3方向の基本

間接照明 置き方

間接照明を配置する際は、空間をどう見せたいかという目的に応じて、「壁」「天井」「床」のどの方向を照らすかを最初に決定することが基本です。

壁面を照らす手法は空間に広がりを感じさせ、天井を照らす手法は天井を高く広々と見せて開放感を与えます

リノベ編集部

床を照らす手法は足元の安全を確保しつつ、空間の重心を下げて落ち着いた雰囲気を演出します。

部屋を広く見せたい場合は壁面に光を当てるコーニス照明を配置し、天井の圧迫感をなくしたい場合は折り上げ天井にコーブ照明を設けます。寝室などでくつろぎを重視する場合は、ベッド下や足元に光を配置するのが効果的です。

光の照射方向は人間の心理的効果に直結します。天井への光は「開放感」、壁面への光は「広がり」、床面への光は「安定感」をもたらすため、用途に合わせて光の重心をコントロールすることが照明計画の要です。

光源が「見える・見えない」でインテリアの完成度が大きく変わる理由

間接照明 置き方

間接照明の質は「光源をいかに見せないか」にかかっており、光源が直接目に入らない配置がインテリアの洗練度を決定づけます。

間接照明の美しさは反射光による柔らかなグラデーションにあります。

ワンポイントアドバイス

器具が丸見えになると直接光の眩しさが生じ、雰囲気が台無しになるばかりか不格好な印象を与えるため、幕板を設けたり家具内部に隠したりする工夫が必須です。

コーブ照明などを設ける際、下から見上げた時にLEDの粒々が見えないように、幕板の高さや器具の位置を調整します。

これが「カットオフライン」の検討であり、プロの設計では欠かせない工程です。

施工箇所費用相場(税込)工期
リビング天井(コーブ)15万円〜30万円2日〜3日
寝室壁面(コーニス)10万円〜20万円1日〜2日
玄関・廊下(フットライト)8万円〜15万円1日
キッチン下部・棚下5万円〜12万円1日

光源だけでなく、照らされる面にエアコンや換気口があると、それらが強調されて目立ってしまいます。配置の際は照らす面を整理し、何もない美しい面を選ぶことも重要です。

場所別おすすめ配置レイアウト

間接照明 置き方

場所によって求められる光の役割は異なります。生活動線やくつろぎのシーンを想定したレイアウトを紹介します。

リビング

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リビングでは、テレビ周りや壁面、ソファ付近など、多様なシーンに合わせて複数の間接照明を配置する「多灯分散」が推奨されます。

1つの大きな照明ではなく、部屋の隅を照らすフロアスタンドやテレビ背面を照らす照明を組み合わせます

ワンポイントアドバイス

特にテレビ裏の壁面を照らすと、画面と周囲の明るさの差が和らぎ、目の疲れを軽減する効果も期待できます。

テレビボードの裏にLEDライン照明を仕込んで壁を照らし、部屋の角には観葉植物を下から照らすアッパーライトを配置します。ソファ横には手元を照らす機能とアクセントを兼ねたフロアスタンドを置くのが理想的です。

落ち着いた雰囲気は、空間の下半分に光の重心があるときに得られやすくなります。天井だけが明るいと空間が浮き上がり落ち着かないため、低い位置にも光を配置してバランスをとりましょう。

寝室

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寝室の間接照明は、就寝前のリラックスを妨げないよう、直接光が目に入らない「低い位置」や「ヘッドボード裏」への配置が鉄則です。

仰向けに寝た状態で光源が直接視界に入ると、眩しさで睡眠ホルモンに悪影響を与えます。

リノベ編集部

そのため、ダウンライトをベッドの真上に配置するのは避け、壁面を照らすブラケットやヘッドボード裏を活用します。

ベッドのヘッドボード背面にLEDテープライトを設置して上部の壁面を照らします。または、ベッドの下にライン照明を配置し、床面だけを柔らかく照らすことで、ホテルのような浮遊感のある演出が可能です。

夜中トイレに起きる際のために、眩しくない足元灯をセンサー付きで配置しておくと、覚醒を防ぎつつ安全を確保できます。色温度の低い暖色系の光を用い、調光器で照度を落とせるようにしましょう。

玄関・廊下

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玄関や廊下では、足元の安全を確保しつつ広がりを演出するために、下駄箱の下や足元のフットライトなどを活用した低い位置への配置が効果的です。

玄関は家の顔であり、狭く暗くなりがちな空間です。下駄箱の下を浮かせ、そこに間接照明を仕込んで床を照らすと、床面が広く見え、空間に奥行きと高級感が生まれます。

ワンポイントアドバイス

玄関の上がり框の下にLEDライン照明を設置して段差を分かりやすく見せます。

廊下では、等間隔で壁の低い位置にフットライトを埋め込み、夜間の誘導灯として機能させると歩行の安全性が高まります

玄関にニッチがある場合は、そこに小型の照明を組み込んでアートを照らすと、視線が奥に集まり空間が広く感じられます。天井照明だけでなく低い位置に光を加えることで、落ち着いたおもてなしの空間になります。

間接照明の配置でよくある失敗パターンと解決策

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理想のイメージだけで配置を決めると、使い勝手や見た目で失敗することがあります。リノベーション前に以下の対策を確認しておきましょう。

床に直置きしたフロアランプのコードが生活動線の邪魔になる問題の解消法

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コンセント式のフロア照明は、配置計画を事前に行い、家具の裏にコードを這わせるか必要な場所にフロアコンセントを設けることで、美しく設置できます。

後付けの照明は電源の位置によって置き場所が制限されます。コードが部屋を横切ると見栄えが悪く、足を引っ掛ける危険性もあるため、設計段階で器具を置きたい場所の近くにコンセントを計画することが重要です。

ワンポイントアドバイス

ソファ横にフロアスタンドを置く場合、ソファの下に隠れる位置に「床用コンセント」を設置しておきます。

また、テレビボードの裏などにコードや余った配線を束ねて隠すスペースを設けると、掃除もしやすくなります。

模様替えなどでどうしてもコンセントから遠くなる場合は、ラグの下を這わせたりケーブルカバーで隠したりする工夫が必要です。動線上にコードが交差しないよう、設計段階でのシミュレーションが不可欠です。

棚の上に置いただけで「ただ明るい棚」になってしまう設置角度の問題と改善策

間接照明 置き方

棚の上や家具に照明を設置する際、光源と天井との距離が近すぎると、光が広がらず不自然に明るいだけの失敗作になるため、適切な距離が必要です。

家具の上部を利用した照明で天井との隙間が狭い場合、光が天井に伸びず器具の直上だけが強烈に明るくなる「光の帯」ができます。

ワンポイントアドバイス

光を美しくグラデーションさせるには、天井まで最低でも300mm以上の空間を確保するのが望ましいです。

天井との隙間が十分に取れない場合は、光の向きを真上ではなく壁方向へ向けるか、斜めに配光する器具を選んで光の広がりを改善します。これにより、狭い隙間からでも光を遠くまで飛ばせます。

照らされる天井や壁面が「ツヤのある素材」だと、器具自体の姿が鏡のように映り込んでしまいます。必ずツヤ消し(マット)仕上げの面を照らすように素材選びにも注意しましょう。

複数置きすぎて光源が主張しすぎる「ごちゃごちゃ感」を整理する方法

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照明を多用しすぎると、空間に無秩序な陰影が溢れて落ち着かなくなるため、照らす目的を絞り、光に優先順位をつけることが解決策となります。

やみくもにあちこちの壁を照らすと、視線が定まらずごちゃごちゃとした印象を与えます。

リノベ編集部

メインで照らす壁面を1つに絞り、他の照明は補助的な明るさに留めるなど、光の「ヒエラルキー」をつくることが重要です。

「映画を見る時はテレビ裏だけ」「くつろぐ時はソファ横だけ」など、シーンに合わせて点灯する器具をグループ分けして切り替えます。シーン記憶機能付きの調光器を導入すると、ボタン一つで最適な明るさを再現できます。

美しい間接照明空間は「光」だけでなく「適切な影(暗さ)」が存在することで初めて成立します。

おしゃれだからと部屋中に置くのではなく、見せ場を絞り、シーンに合わせて「消す・暗くする」機能を持たせましょう。

まとめ|間接照明の置き方は「光の方向×光源を隠す」の2軸で考える

間接照明 置き方

間接照明のレイアウトを成功させる極意は、空間の用途に合わせて「壁・天井・床のどの方向に光を広げるか」を決定し、その上で「光源をいかに視界から隠すか」を徹底することに集約されます。

ワンポイントアドバイス
  • 光の方向を決める:広く見せたいなら壁、高さを出したいなら天井、落ち着きなら床を狙う
  • 光源を隠す:幕板や家具の隙間を利用し、器具本体が直接見えない角度を計算する
  • バランスと調光:複数の光を組み合わせ、シーンに応じて明るさをコントロールする

器具の値段よりも、「どこを照らすか」と「いかに器具を見せないか」という配置の工夫こそが、仕上がりの美しさを決める最大の要因です。

間接照明の魅力は光そのものではなく、光を受けて浮かび上がる建築や素材の表情にあります。プロの知見を活かした配置計画で、理想の住まいを実現してください。

間接照明の置き方に関するよくある質問

間接照明はどこに置くのが効果的ですか?

基本は「壁・天井・家具の裏」を照らす位置に置くのがポイントです。

テレビ裏、ソファ背面、棚下などに設置すると、空間に奥行きと立体感が生まれ、おしゃれに見せられます

間接照明は何個くらい置けばいいですか?

6畳〜10畳の部屋であれば、2〜4灯程度を目安に複数配置するのがおすすめです。

一箇所だけでなく、光を分散させることでバランスの良い空間になります。

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この記事を書いた人

リノベの教科書編集部のアバター リノベの教科書編集部 メディア責任者

「毎日帰りたくなる、ホテルのような家を。」
私たちは、間接照明にこだわったリノベーションを専門とする会社です。自社でもホテルライクなリノベーションを実際に経験し、照明計画が空間の質をどれほど左右するかを肌で知っています。天井・壁・建具への光の落とし方、光源の色温度と素材の組み合わせ——細部へのこだわりが、非日常を感じさせる上質な空間をつくります。
このメディアでは、間接照明を活かしたリノベーションの実例・ノウハウ・最新トレンドを、実務の現場から発信しています。「照明が変わると、暮らしが変わる」。その確信をもって、ホテルライクな住空間の可能性を追い続けるチームです。

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